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社会貢献に向かって舵を取る: Timbuk2 との対話

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研究、検査、危機対応の最前線にいる非営利団体から、社会貢献に軸足を移す企業まで、今回のパンデミックと闘うために世界中の組織が力を結集しています。

そんな企業の一つが Timbuk2 という、サンフランシスコを拠点とする、上質なバッグを製造するメーカー。そのオフィスは Asana の本社と同じ通りにあります。Timbuk2 はメッセンジャーバッグで有名ですが、最近では、NBC Sports Bay Area とのコラボで、エッセンシャルワーカーのために「Messengers 2 マスク」と名付けた、5 万枚ものマスクを製造していることが話題になっています。私たちは、Timbuk2 のマーケティング部門を率いる Michelle Nadeau 氏に一問一答のインタビューを行い、Timbuk2 の Messengers 2 マスクのイニシアチブについて、そしてこの時期に、Timbuk2 のチームがつながりを維持するために Asana がどう役立ったかについて、じっくりとお話を伺いました。以下、インタビューの内容をご紹介します。

Q: 屋内退避命令や現在のパンデミックの影響を受けて、小売企業として、事業をどのように調整する必要がありましたか? 

A: お客様や従業員の安全を守るために、屋内退避命令の施行に先立って、一時的にショップを閉鎖することを決断していました。サンフランシスコで正式な屋内退避命令が実施されてすぐ、本社とサンフランシスコ工場も閉鎖しました。ウェブサイトの使い方を勉強し直さなくてはなりませんでしたね。「サイトの一部を停止するやり方は?」なんて、めったにする質問ではありませんから。 

ビジネスの一部は動いていましたが、それ以外で私たちができることや、Timbuk2 としての私たちの強みについて考えはじめたんです。サンフランシスコのミッション地区に工場があるので、メッセンジャーバッグの製造から、地元のコミュニティに向けたマスクの製造に切り替えるのは、スムーズに実現できました。   

Q: こうしたさまざまな変化によって、Timbuk2 のチームの働き方や、つながりの維持にどんな影響がありましたか? 

A: Zoom のハッピーアワーをチーム全員でやらないようなチームは、チームとは言えませんね。みんなで自宅で働いているあいだは、Timbuk2 では、誰もがそれなりのワークライフバランスを持てるようにしたいと考えました。「リアルな生活」では、仕事の後、みんなでよくビールを飲んだりするので、バーチャルな社交の場でチームとつながれるチャンスが持てるのは、非常にプラスになっています。 

Q: Timbuk2 の「メッセンジャーからマスクへ」イニシアチブと NBC Sports Bay Area とのコラボはどのような経緯で実現したのですか? 

A: Timbuk2 のコアにある価値観の 1 つが、自分の周りの世界を気に掛けることなんです。このパンデミックとの闘いで、地元のコミュニティを私たちがどうサポートできるか考えたとき、サンフランシスコで製造しているメッセンジャーを、マスクやバンダナに切り替えることはすぐに思い浮かびました。サンフランシスコ工場で製造を引き受けられることはわかっていましたし、NBC Sports Bay Area は必要な材料を提供してくれるパートナーとして完璧でした。 

Timbuk2 と NBC Sports Bay Area は本当に自然につながったんです。NBC Sports Bay Area から連絡があり、その日の終わりには、提携することになっていました。あのような世界的な組織と一緒に働けるのは名誉でしたし、コロナウイルスの前線で働く人々を支援できたことは私たちの誇りです。

Q: 今回、サンフランシスコの人々に向けたマスク製造に注力したことで、最も報われたこと、そして困難だったことを教えてください。 

A: 自分で手を動かして、自分たちのコミュニティのコロナウイルスとの闘いを目に見える形で支えるモノ作りができることは、とてもやり甲斐があります。社員個人でも、それぞれのソーシャルメディアのアカウントで進捗を投稿したり、志願して手助けしたり、企業として一丸となってこのイニシアチブに取り組んでいます。物理的に離れていても、チームの心はこれまで以上につながっています。

コミュニティのつながりが本当に強まりました。あちこちから連絡が入り、T シャツを寄付してくれたり、励ましてくれたり。それに、フェイスマスクを受け取った人たちと話すと、心から報われた気持ちになります。こうしたマスクが困っている人たちのところに届いたことを知り、その直接の効果を実感するのは感動的です。 

一番の課題は、私たちの力ではまだ足りないことですね。フェイスマスクの需要はベイエリアだけをとっても、非常に高いので。同じように支援されるべきたくさんの組織から、マスクの寄付を求めるリクエストが圧倒されるほど届きます。こうしたマスクの製造に注がれる労力はすべて、私たち Timbuk2 チームのボランティアで賄われています。でも、私たちは小粒でも力持ちのチームなんですよ。献身的な従業員の安全を守りながら、できるだけ多くのマスクを製造できるよう、精いっぱい頑張っています。 

Q: こうした非医療グレードのマスクを商品化するとのことですが、そのことについてもう少し詳しく教えてください。

A: 始めてからすぐ、Timbuk2 のファンの皆さんが、ぜひ私たちのマスクを手に入れたいと盛り上がっていることがわかって。イニシアチブの初期に優先順位が高かったのは、地元コミュニティの高いマスク需要を満たすことでしたが、今では、嬉しいことに、こちらで正式に購入していただけるようになりました。 

Q: この間ずっと、チームは Asana をどのように活用していましたか? 

A: Asana は Timbuk2 の各チーム内やチーム間の仕事の運営にしっかり根付いていますが、この 3 か月は間違いなく存在感が増しましたね。Asana を使ってイニシアチブのアウトラインを作ったり、各ステップで必要なアセットについてチームにブリーフィングを行ったりしました。全員の時間やスケジュールを尊重しながら、効率を維持し、責任の所在を明らかにできる素晴らしいツールです。 

自宅勤務に慣れるのは大変でしたが、Asana のステータス更新を使うことで、効率的に動いて、可能な限りスムーズに移行することができました。多様なイニシアチブが日々、変化する中で、チームがフレキシブルに対応できたのは Asana のおかげです。 

Q: これまでチームが乗り越えてきた多くの変化を踏まえて、Timbuk2 のこれからをどのように考えていますか? 

A: 恐れることなく大きな未知に立ち向かうのが、Timbuk2 の精神です。私たちが進めるあらゆるプロジェクトの中心には、イノベーション、品質、クリエイティビティがあります。実際、日々、素晴らしいアイテアがどんどん湧いてきて、実行に移すのに追いつかないくらいなんですよ。私たちはブランドとして前に進んでいきますが、お客様のニーズはこの新しい現実を生きる中で変化し続けていくと考えています。マスクを作って販売することは私たちのビジネスの中心ではありませんが、変化に適応し、お客様とそのニーズに応えていきたいと思います。どんなときも、お客様のニーズが最優先ですから。 

どこにいても、Asana を使ってあらゆる仕事を進めよう

Asana は、Timbuk2 をはじめ、このコロナ危機にあって、それぞれのミッションやコミュニティのために力を結集しているお客様に感謝申し上げます。Asana は、困難に直面している人々を支援するチームが、たとえどこにいてもお互いにコラボレーションし、つながり、仕事を調整するお手伝いをさせていただきます。リモートチームがつながり、連携して働くために、Asana がどうサポートできるのか、詳しくご紹介しています。また、今すぐ無料で Asana を始めることもできます。 

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