蔓延を遅らせる取り組み: Asana を使って新型コロナウイルス (COVID-19) と闘う 6 つの非営利団体
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最近発生したパンデミックに伴い、世界中の非営利団体は治療法を発見するため、ひどく影響を受けた人々を支えるため、援助を求める人々に生活の必需品を届けるため、そして支援活動を行うために結集しました。こういった目を見張るような素晴らしい組織を支援するため、Asana は非営利団体向けの割引を充実させ、新型コロナウイルス (COVID-19) との闘いの最前線で悪戦苦闘する適格な非営利団体に Asana Business の 12 か月無料プランを提供しています。
Asana に勤める前、私は Possible Health で CEO を務めていました。当時、私のチームは Asana を使ってヘルスケアのグローバル展開に取り組んでいました。専属チームがコラボレーションとワークマネジメントに使えるプラットフォームがあり、チームが時間とエネルギーを最も必要とされる仕事に注げることより生まれる効果は身を持って知っています。私は、6月 12日の時点で、新型コロナウイルスとの闘いの最前線で働く 226 を超える非営利団体が Asana の 12 か月無料プランを使って仕事を管理していることを誇りに思います。以下にそのストーリーをいくつか紹介します。
New York Cares
New York Cares はニューヨークシティの主要ボランティア管理組織です。毎年、50,000 人を超えるボランティアが教育の改善を目的としたプログラムを通じて 500,000 社を超えるクライアントを支え、差し迫ったニーズを満たし、公共空間を活性化させています。
およそ 1 年前、New York Cares は Asana でプロジェクト管理の正式な標準、プラクティス、および手法を導入し、共通の目標を目指して行うコラボレーションを改善するためのイニシアチブを始動しました。しかし、組織全体における Asana の導入は新型コロナウイルスのパンデミックが最初に発生した時期と重なり、当時 New York Cares はニューヨーク市危機管理局から主導機関に指定されていました。この結果、ニューヨーク市による屋内退避命令のガイドラインに従い、チームを完全なリモートオペレーションに移行させながら、緊急ボランティアを動員し、災害対応活動を調整することを余儀なくされていました。
“組織がリモートオペレーションを実施する準備はできていました。しかし、Asana がなければ、スタッフは市のニーズを支えるのに必要とされたプログラムで、大規模なレスポンス活動を調整することにかなり苦労したことでしょう。”
Michael Gamber 氏、New York Cares、ボランティアリレーションズおよびトレーニング部門ディレクター
Asana でのプロジェクト管理を通じて、New York Cares は 1 人で過ごす高齢者や遠隔学習を行う人々の状況を確認する新しい Phone Bank プログラム、子供たちの元気を維持するバーチャルプログラム、そして市で暮らす最も脆弱な人々に食料を提供するために修正された現場のプログラムを数多く始動しました。
New York Cares は Asana を使って災害対応活動をコーディネートし、市で活躍する何千ものボランティアの善意を活かすことができました。
IDinsight
IDinsight は、開発リーダーが農業、教育、ヘルス、ガバナンス、公衆衛生、ファイナンシャルインクルージョンを含む広範なセクターに対して社会的なインパクトを最大限に引き出す取り組みを支援しています。同社はアジアとアフリカの政府、多国間組織、財団法人、および革新的な非営利団体と共に活動しています。現在、IDinsight は、アジアとアフリカの脆弱なコミュニティで暮らす人々の生活を守り、命を救うことを新型コロナウイルスのパンデミックにおける目標として掲げています。
IDinsight は日常的に Asana を使ってアフリカとアジア諸国の政府や NGO とのエンゲージメントを管理しているほか、多くの場合 Asana でクライアントやパートナーとコラボレーションを行っています。Asana は同社が Educate Girls、Children’s Investment Fund Foundation (CIFF)、モロッコの National Initiative for Human Development (INDH)、そしてインドのヒマーチャルプラデーシュ州の教育省と共同で行う日頃の取り組みを促進する上で大きな役割を果たしています。
同社は、タスク管理の他にもタイムラインビューとシームレスな Instagantt との連携を愛用しています。
“世界中の IDinsight チームが、私たちの仕事をいつも支援してくださる Asana に感謝しています!”
Jayson Wang 氏、IDinsight、グローバルオペレーションアソシエイト
Hope for Haiti
Hope for Haiti は、教育、ヘルスケア、インフラストラクチャ、清潔な水の提供、および経済的機会といった 5 つの主要領域においてハイチのコミュニティリーダーと協力し合うことにより、ハイチ国内の貧困を削減し、ハイチ市民の生活の改善に取り組んでいます。Hope for Haiti のスタッフがハイチとアメリカの現地で活動し、チームがリモートで新型コロナウイルスに対応する中で、仕事を整理し、集中を維持する上で Asana は重要な役割を果たしました。
“Asana が寛大にも無料の Business プランを提供してくれたおかげで、ハイチとアメリカで働く私たちのスタッフ全員が物理的に離れているにも関わらず、簡単にかつ便利な方法で一緒にプロジェクトに取り組み、情報を共有し、仕事の進捗を把握することができています。”
Taylor Hebble 氏、Hope for Haiti、マーケティングおよびコミュニケーションマネージャー
たとえば、毎週月曜日の午前中には、Hope for Haiti の経営陣がバーチャル会議を開いてその週の優先事項を設定およびレビューし、そのすべてを Asana の共有プロジェクトボードで追跡しています。この透明性があるからこそ、複数のチームをまたいだコラボレーションが促進され、会議に参加するメンバー全員がその週の目標を達成することに責任を持って努力します。
また、チームは Asana を活用することで、この前例のない状況下ですばやく変化する優先事項にも機敏に対応しています。組織は、公衆衛生に関する正確なガイダンスを SNS およびハイチで支援するコミュニティに対して迅速に、そしてわかりやすく発信する責任があります。同社のプログラムコミュニケーションチームは Asana のワークフロー機能を利用することにより、プロジェクトを構想から実行、そして発信へとすばやく仕事を進めることができています。コラボレーションのこういった改善が実現したことで、Hope for Haiti はパートナーコミュニティの健康維持を支え、新型コロナウイルス関連の情報を周知できています。
FIEC – Federação das Industrias do Estado do Ceará
ブラジルのフォルタレザに拠点を置く FIEC は、セアラー州の実業家を代表し、労働者の健康そして生活の質を支える活動をしています。FIEC は、職業訓練や業界の資格基準、専門的な技術サービスおよびテクノロジーサービス、イノベーション、そして経営者向けの教育を提供しています。
IEL、SESI、および SENAI をはじめとする FEIC の業界による取り組みを通じ、同団体はエプロンとフェイスシールドを製造し、セアラー州政府に無料で寄付しています。
“私たちの 47 人のチームは 3月 18日以降、完全リモート体制で働いていますが、Asana を使って仕事を継続することができたおかげで、マスコミから全国的に取り上げられました。”
Tadeu Leandro Vieira Jùnior 氏、FIEC、Gerente de Tecnologia da informação (IT マネージャー)
FIEC のチームは特に以下の活動に取り組んでいます
- 新型コロナウイルス流行中の血液の確保を目的とした献血のサポート
- 呼吸補助装置のプロトタイプの製造
- 社会的に不利な境遇に立たされている人たちを対象とした 25 トンにおよぶ食料の収集と配布
- 病院設備や資材の製造、Secretaria de Saúde do Estado do Ceará への寄付
- 30,000 個のフルフェイスシールドの製造と寄付
BeeHuman!
BeeHuman! はフランスのボルドーで暮らす市民のために食料と生活必需品を提供しています。ラマダンの月に、同組織は 800 を超える温かい食事を配布し、子供を含む 80 人に食料品を届けました。その人々の多くは移住者であったほか、支援物資を受けた人々の中には自粛期間中に資源と収入が減り苦労を強いられていた人もいました。
今、同団体は活動を前進させながら、支援対象の家族と各家族を助けるために実行できるアクションを Asana で追跡しています。BeeHuman! のボランティアは、標準化されたカスタムフィールド使って各家族を追跡することで、フォローアップを担当するボランティアの割り当てをより効率良く行っています。
“私たちのボランティアの経歴はさまざまで、必ずしもデジタルネイティブというわけではありません。ボランティアたちが 2 つの違う言語でコメントを入力するなどして、それぞれ独自の使い方で Asana を使いこなす様子を見るのはとてもエキサイティングです。”
Youssef Nadiri 氏、BeeHuman!、共同創設者兼社長
BeeHuman! では、Asana と Zapier を連携し、食料品の寄付キャンペーンで Typeform を通じて受信するフォームからダイレクトに Asana タスクを作成しています。そして、ボランティアはタスクを選び、自らに割り当てたり、いいねを使ったり、コメントを入力したり、他のボランティアたちとコミュニケーションを取っています。ボルドーで分散して活動する BeeHuman! のボランティアにとって、Asana でつながりを実感できることは非常に大切です。
TPIRC – SoCal Food Allergy Institute
TPIRC は、希少疾患に苦しむ患者のために個々に応じた最先端の治療プロトコルを開発する非営利の臨床ケア兼リサーチセンターです。
TPIRC – SoCal Food Allergy Institute のチームは、Asana を使ってプロジェクト管理、施設管理、慈善事業、人事管理、およびマーケティングをはじめとする、ビジネスオペレーションのすべての部門におけるワークフローを管理しています。また、同団体は、リスト、ボード、タイムラインビューを使って OKR および KPI の追跡システムを導入しています。
最も重要なことに、TPIRC – SoCal Food Allergy Institute は組織に Asana を統合したことにより、新型コロナウイルスに関連する以下の対応をすばやく行うことができました。
1. 患者、その家族、および従業員のために新型コロナウイルスのオンサイト試験クリニックを設立し、各施設にいるすべての関係者の安全を確保する。
2. Infectious Disease Awareness Platform (IDAP) を構築、導入し、各施設で伝染の可能性を大幅に削減する。
3. 患者や世間一般に対し新型コロナウイルスに関するソートリーダーシップと教育を定期的に提供する。
“TPIRC と SoCal Food Allergy を支援していただきありがとうございます。引き続き Asana の機能を活用し、さらなる成功をおさめることを楽しみにしています。”
Mark Mitchell 氏、TPIRC – SoCal Food Allergy Instutite、ビジネスオペレーション部門長兼ディレクター
まだまだこれからです。Asana for Nonprofits について詳しくご覧ください
私たちはこういった非営利団体を支援することを誇りに思っています。そして、個人的には、こういった団体が Asana を使って成し遂げたことからインスピレーションを受けています。素晴らしいコラボレーションを実現する秘訣はメンバーたちのつながりです。絶え間なく変化が起こる環境では特にそう言えます。ご紹介した各ストーリーに共通して目立つことが 1 つあるとすれば、それは善い活動は協力し合って行うものだということでしょう。
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