Asana によるワークマネジメントの費用対効果 (ROI) をレポートをもとに解説

この記事は英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語でもお読みいただけます。

過去に例のない時代を迎え、組織は事業の継続と明確性を担保するために、テクノロジーをどのように利用すべきなのでしょうか。これは今、世界中の無数の組織が自問している問いです。

私たちは、その答えはワークマネジメントプラットフォームにあると確信しています。このツールによって、全員がベストなパフォーマンスを発揮し、ビジネスを成功に導くことが可能になります。しかし、経済面や、個々の組織が抱える大きなプレッシャーを考慮すると、ワークマネジメントプラットフォームが現代の業務ツールセットに不可欠であることを証明するファクトが必要です。

そこで Asana は Sapio Research と共同で、ワークマネジメントプラットフォームを使用しているオーストラリア、フランス、ドイツ、日本、英国、米国の 3000 人以上のナレッジワーカーの行動や考え方を分析しました。

まず何よりも私たちが理解したかったのはワークマネジメントプラットフォームへの投資のインパクトとそのリターンでした。そのために、組織の中でワークマネジメントプラットフォームが果たす役割と、それがもたらす投資対効果を総体的に検討することにしました。

ワークマネジメントプラットフォームの ROI とは？

調査では、ワークマネジメントプラットフォームを使い始めた後 30 日で、ユーザーは自身やチーム、組織の生産性の向上に気づくことがが多いことがわかりました。この効果は徐々に高まり、平均して 29% の回答者がワークマネジメントプラットフォームは長期的なコスト削減に有効だと答えています。しかもこの数字は、ツールを使い始めて 5 年以上のユーザーでは 39% に上昇します。

では、ワークマネジメントプラットフォームの費用対効果とはどのようなものでしょうか？ Asana のレポートから、ワークマネジメントプラットフォームが世界の組織をどのようにサポートしているか、いくつかデータをご覧ください。

• 87% の回答者が、ワークマネジメントプラットフォームの使用と生産性の向上に直接の相関関係を認める。
• 86% がワークマネジメントプラットフォームは、目標と、自分たちの仕事がそれに及ぼすインパクトをより明確にし、個人やチーム、組織のやる気を高めると回答。
• 64% のユーザーが、ワークマネジメントプラットフォームなしでは仕事にならないと回答し、Asana ユーザーに限るとこの割合は 77% に上昇。一度使い始めると、ワークマネジメントプラットフォームは必須ツールになる。

生産性の向上については、各国の従業員を悩ませる効率の阻害要因を考慮すると、いっそう興味深いことがわかります。

• オーストラリア: 会議や事務作業にかかる余計な時間 (32%)
• フランス: チームの足並みの乱れと会議や事務作業にかかる余計な時間 (27%)
• ドイツ: コミュニケーション不足 (26%)
• 日本: コミュニケーション不足 (28%)
• 英国: 仕事を達成するのに必要なアプリやツールが多すぎる (25%)
• 米国: 従業員の働きすぎ (30%)

一致しているものもありますが、効率が落ちる原因は国によってかなり異なることがわかります。その一方で、全世界で圧倒的多数の回答者がワークマネジメントプラットフォームこそ状況を変えると考えています。つまりこのことは、効率を阻むさまざまな問題はワークマネジメントプラットフォームの導入によって解決可能であることを示唆しているのです。

Asana を使って効率を 50% アップさせた Autodesk のカスタマーイベントチーム

こうしたデータには説得力があるとはいえ、ワークマネジメントプラットフォームを使ったことがなければ、それが具体的にどんな役割を果たすのか、想像するのは簡単ではないでしょう。Autodesk のカスタマーイベントチームは、ワークマネジメントのメリットがよくわかる素晴らしい一例です。

Autodesk は高層ビルから高性能自動車、スマートフォンまで、ものづくりをする人のためのソフトウェアを開発しています。ワークマネジメントプラットフォームを使って、同社のカスタマーイベントチームはメールの数を減らし、手作業の仕事を合理化することに成功しました。

Asana を使って仕事を管理することによって、チームは全体で社内メールの使用を 75% 削減しました。また、計画、期日、情報を一元管理することで、効率が 50% 向上したと推定しています。こうした数字は見過ごせません。

ワークマネジメントによって仕事を合理化する

Autodesk の例は、ワークマネジメントプラットフォームを導入した組織が体感する変化を如実に示しているだけでなく、彼らのストーリーもまた、私たちの発見を裏付けています。Asana のレポートでは、世界の 40% の回答者がチームのコラボレーションの効率が高まったと回答しました。一方、受信トレイに絶え間なく届くメールの整理といった重要度の低い単純作業が大幅に減少して、71% の人がメールのやりとりに費やす時間が減ったと答えています。

ワークマネジメントプラットフォームがコラボレーションにもたらすメリットは、分散労働やリモートワークが増加していく世界にとって欠かせません。チームが各地に分散していると、サイロ化が起こりやすく、企業は本来の重要な仕事よりも、ステータス更新の追跡など、管理作業やプロセスに時間を取られるようになるためです。

ワークマネジメントプラットフォームによって企業が受けられるメリットは、個人レベルで有意義な仕事にかける時間が増えることだけでなく、81% の企業が確認している通り、チームのコラボレーションの改善もあります。誰にとってもウィンウィンな結果が得られるのです。

ワークマネジメントプラットフォームが効率とチームの目標達成にどのような効果を及ぼすのかについて詳しくは、レポート全文をダウンロードしてお読みください。