CIO Classified: 優れた従業員エクスペリエンスを生み出すコツ
この記事は英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語でもお読みいただけます。
技術革新がかつてない勢いで加速する一方、パンデミックが新たな局面に入りつつある現在、CIO (最高情報責任者) 達は前例のない不確実で複雑な状況に直面しています。そこで Asana はスポンサーとして Caspian Studios と提携し、ポッドキャスト「CIO Classified」シーズン 3 を開始しました。
ビジネスを牽引し、時代の先端を走り続ける CIO、意思決定者、テクノロジーリーダーに向けて発信されるポッドキャスト「CIO Classified」。各エピソードでは、第一線で活躍する CIO 達が、喫緊の課題やその解決策について率直に意見を交換します。
今すぐあなたの組織に取り入れられる有益なインサイトや、具体的な戦略が必ず見つかります。最新エピソードをぜひお聞きください。
エピソードの概要
本エピソードでは、Freshworks の CIO と IT 担当シニアバイスプレジデントを兼任する Prasad Ramakrishnan 氏と、Workato の CIO である Carter Busse 氏が対談します。
- 従業員エクスペリエンスにおける IT の重要な役割
- 不確実な時代にレジリエンスを高める
- 事業拡大とセキュリティ維持の両立
- セキュリティの自動化の未来
- 多くのエグゼクティブが見逃している秘訣
エピソードを一部紹介
「当社では、従業員も意思決定プロセスに参加してもらいます。我々としては、使いたいツールや機能、協力を得たいベンダーについての彼らの意見を聞きたいのです。その結果、ビジネスが必要としているものに対する部門横断的な視点を得られます。さらに、こちらからツールを押しつけるわけではないので、チームの賛同を得ることもできます。ツールを選択するのは従業員であり、私の役目はそれを展開することです。我々は、テクノロジーはもはやインフラだと考えています。誰もが意見を持ち、その導入プロセスに参加するべきです」 — Prasad Ramakrishnan 氏、Freshworks 社、CIO 兼 IT 担当シニアバイスプレジデント
「シャドー IT の時代になり、テクノロジーを展開するには組織との連携が不可欠です。私としては、現代の CIO の役割をそう捉えています。テクノロジーはもはや、会社が一括管理するものではありません。こうしたアプリケーションを組織が独自に構成して使用可能にするなら、ガバナンスやガードレールをどう構築すべきかが問題です。だからこそ私は IT のリブランディングと、アーキテクチャやガイダンス、ガバナンスについて組織と共にもっとよく考えることが必要だと考えています」 — Carter Busse 氏、Workato 社、CIO
「新しい仕事に就いた人たちは、職場で活躍したいと意気込んでいます。それなのにオンボーディングがお粗末だったらどうでしょうか。必要なアプリもなく、使い慣れないデバイスが与えられ、チケットを山ほどあちこちに送信しないと仕事も始められないとしたら。従業員エクスペリエンスはオンボーディングでもう始まっています。Freshworks ではさらに一歩踏み込み、入社日の前にマネージャーが新入社員とやりとりして、オンボーディングプロセスをより快適なものにするために我々の側でできることはないか確認します。従業員エクスペリエンスにはさまざまな側面があります。テクノロジーだけではなく、人と人との関係性の問題でもあるのです」 — Prasad Ramakrishnan 氏、Freshworks 社、CIO 兼 IT 担当シニアバイスプレジデント
「ビジネスの仕組みを理解することに熱心な CIO の皆さんを尊敬します。(中略) 彼らが関心を持っているのは必ずしもテクノロジーではなく、適正なコスト施策によってビジネスを加速する方法、そしてどうすればビジネスを真に理解できるかです」 — Carter Busse 氏、Workato 社、CIO
エピソードのゲスト
Prasad Ramakrishnan 氏、Freshworks、CIO 兼 IT 担当シニアバイスプレジデント
Prasad Ramakrishnan 氏は、Freshworks の CIO 兼 IT 部門担当シニアバイスプレジデントとして、会社の IT に関連するビジョンと戦略の策定、実行を指揮しています。IT 専門家として豊富な経験を持つ Ramakrishnan 氏は SaaS エバンジェリストであり、クラウドやセキュリティに関するあらゆるトピックスの代表的なソートリーダーです。氏は、その豊かな経験と知識によって、Freshworks の製品の成功はもとより、世界の働き方の文化に貢献しています。
Ramakrishnan 氏は Freshworks に参加する以前は、Veeva の CIO を務めていました。同社でソフトウェア導入に民主的なアプローチを採用し、従業員が使用するソフトウェアを自ら決められるようにしたところ、チームが選択したのが Freshworks による ITSM (IT サービス管理) 製品 Freshservice でした。これをきっかけに Ramakrishnan 氏は早い時期に顧客として Freshworks の製品を導入し、その熱心なサポーターとなりました。現在はその Freshworks に入社し、敏腕を振るっています。
Carter Busse 氏、Workato 社、CIO
Carter Busse 氏は Workato の CIO として、ビジネステクノロジーおよび Workato の自動化技術の社内活用事例に関する事業を推進しています。氏のソートリーダーシップの発揮ぶりは、「Business Insider」「Quartz」「CIO Dive」「VentureBeat」他で紹介されています。
IT 分野のエグゼクティブとして、Busse 氏は、Excite@Home、Salesforce.com、MobileIron の 3 社の IPO (新規上場) に関わり、公開、非公開を問わず企業でのキャリアを積んできました。70 人目の従業員として雇用された Salesforce.com では、初の IT 部門の責任者に就任しました。自動化、ビジネステクノロジー、セキュリティ、IT 運用など多岐にわたる分野で指導力を発揮し、現在取り組んでいるプロジェクトは、NLP を活用した従業員エクスペリエンスの向上および Workato におけるセキュリティの自動化のレベルアップです。
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